思いの外長いのとネタバレとカップリングの話がありますのでご注意をば。

劇場でとりあえず10回観たので、のらりくらりと感想まとめ。
来週も行きますけどね。オメガモンほしい。
あとせっかく3週って決まってるなら最終上映にいきたい。

まずは、自カプが爆発していなかったので無事でした。
 
丈ゴマの再会尊いし、音楽すばらしかったし、braveheartの大サビでタケルくんのD3が映ったときは大興奮してました。
サントラほしい。
戦闘シーンやデジモンたちの作画やキャラデザもかっこよかった。
八神ヒカリさんは天使です。ああかわいい。

butter-flyとbraveheartとI wishのはなし
太一さんが自転車に乗ってbutter-flyがかかるオープニングはとても良かった。
butter-flyと言えばむげんだいなあああああああああだけど、それを「stayしがちなイメージだらけの頼りない翼でもきっと飛べるさ」からはじまるって結構意味ありげ。
太一さんは今まさに「stayしがちなイメージだらけの頼りない翼 」なのかな。
これからの新しい冒険で飛べるようになるのかな。
もう聴けば聴くほどすべて太一さんの曲に聞こえてくるのです。
braveheartなんてもうすべての歌詞を引用したい。
「君にしかできないことがある
 青い星に光がなくせぬように」
「壊せ 弱気な君を
 崩せ ぶつかる壁を
 熱い鼓動 武器になるから」
太一さん…!
ていうかヤマトくんのセリフほとんどbraveheart歌ってた。
I wish、ピコピコすごいかわいいし、ドットアニメもかわいかった。
オリジナルの I wishの映像に合わせてきてるし、あれほしい。待ち受けとかにしたい。
「ハートを映す瞳 振り向けばあるかな」
ハートが太一さんの心ならそれは勇気だよね、ってことはハートを映す瞳はアグモンだよね。
アグモンはすぐそばにいるよ、太一さん。
とにかく曲がよかった。
これから、勇気を翼にしてがぴったりくる展開が来るといいな。

八神兄妹のはなし
開幕八神ありがとうございます…!圧倒的感謝…!
八神ヒカリさん、6:20の時点で既に制服に着替えて、お兄ちゃん起こすの?
毎朝起こすの?おふとんひっぺがすの?
お兄ちゃん見送って、その後わざわざ月島までお弁当届けに行ってからお台場中に登校するの?
お兄ちゃんに、ストロベリーチョコボンバークラッシュの季節限定ハイパートロピカルエスプレッソ買ってもらうの?
かわいい…
もしかしてお弁当はヒカリちゃん手作りだったりするの?
海苔メッセージとか書いてあるの?
おにいちゃんがんばって みたいな?
クラスのやつに見られて、おい太一食わせろよヒカリちゃんの弁当~ばっか俺の飯だよ!とかやってるの?
かわいい…
あと八神ヒカリさんの、サッカー部員への興味のなさ!
棒読みのがんばってくださいとやる気のないファイトポーズ!
最高かよ…
もう絶対中学でも太一さんのサッカー部の後輩からヒカリちゃんて呼ばれてるじゃん…
もてもてじゃん…
大輔、タケル。ガードはまかせたぞ。
あとヒカリちゃんから電話かかってくるシーン。
ノータイムで出て「ヒカリっ!」ですよ。見てないよね画面。
見ないでヒカリちゃんだとわかったのか。
あれか。バイブ設定を変えてあるのか。
普通のときン゛ーーーーーーーーだけどヒカリちゃんのときはン゛ーッン゛ーッン゛ーッみたいなやつなのか。
そんでもって互いに心配しあう兄妹…尊い…
いやあはかどりますね。あとはこちらで補完しますのであしからず。

キャラクターのはなし
デジモンアドベンチャーのキャラというよりも、それぞれの役割をあてはめられている、という印象だった。
悩める青年の主人公、それを叱咤激励する熱いライバル、パソコンオタク(童貞)みたいな、そういうテンプレート的な感じがして、「このキャラ」がこんなこと言うだろうかというギャップが拭えなかった。
光子郎くん、確かに映画のあれで烏龍茶イメージはあるけど「烏龍茶が好き」設定ではなかったと思うし、そこまで烏龍茶推す必要あっただろうか。
なんというか、とても記号的。
そしてそれ故に軽薄に感じてしまうことが多かった。
特に太一さんは、他のキャストさんがオリジナルキャストさんと声質も似ていてしゃべり方も似せてきているのに対し、恐らくわざとだろうけれど、似せようとはしてきていなかった。
藤田さんボイスになれていると、なかなか最初はつかみづらかった。
周回を重ねると、なるほど悩める思春期の高校生役なのだな、と。
太一さんにおかれましてはなかなか悩める青年で、正直その行動の動機が見えないように感じる部分もあったのですが、それが「リアルな高校生」だと言われたらはいそうですかと言うのみです。 
ただその「リアルな高校生像」はそこはかとなくおっさんがつくっている気がしますが。
選ばれし子供たちって、こどもだけど、考え方や能力はそれぞれちゃんとひとりの人間として認められるもので、決して型にはめられた「らしさ」ではなかったように思いますが、それが「成長」なのですと言われればはいそうですか。
ことばづかいとか結構気になったのだけれど、これは二次創作マンだからかしら。
特に弟妹ズは、兄に対してそんな対応だったっけ。
お兄ちゃんへこんでる?なんてわざわざ言うだろうか。「太一さんがへこんでることをヒカリちゃんはわかってること」を伝えるシーンはその前やってるから2回出す必要はないし、あえてお兄ちゃんにへこんでることを確認するのはどういう意図なのか。
まあでも、私にはフィルターかかってるので八神ヒカリさんは何してもかわいいです。脳内補完されています。かわいい。

太一さんの携帯電話のはなし
もうこれ気になって仕事も手につかないのだけれど、太一さんはなぜアグモンからのメールを開けなかった?のだろうか。
2005年に高2だったらたぶん高校入学から携帯持ってるだろうし突然操作できなくなるなんてことないよなあ。
ふだんeメールだけどショートメールとかできたの?
それともなんかエフェクト違ったの?
もしかしてDメール?
それからヒカリちゃんのお兄ちゃん携帯の操作のこなれてること。普段からかわりにメール送ったりしてるのかね。ありがとうございます。

世界観のはなし
結局とらいはパラレルの世界なのか。
デミウルゴスが作った世界は真の世界の影、それがとらい世界線てことなんかね。
てことは02世界線の25年後、「全ての人々にパートナーデジモンがいる世界」を望まない何者かが02メンを排除した結果がとらい世界線で、02がなかったからバンドコンクールも襲われなくてヤマトくんが空さんを助けることもなかったからヤマ空にはならなかったってこと?
だから曖昧な関係みたいになってるってこと?
これで世界線が戻ってナチュラルズにヤマ空が付き合いはじめてたら爆発するしかない。太一さんは二度死ぬというのか。
タケル君とヒカリちゃんのD3は?
劇中ではD3って単語でてこなかったけど、02がないとD3にならないよね?何があったの?
そしてこの流れだと、めこちゃんはリーディングシュタイナーで、02世界線に戻すために何度もタイムリープを繰り返してる。
もしくは02世界線に戻すためにはめこちゃんが犠牲になる必要があって苦渋の決断を迫られたりするわけだ。
冒頭太一さん寝てたし、2章の終わりで1章のはじまりと全く同じ朝の風景とか全然ありえる。
でもそれなら、ヒカリちゃんが時を繰り返す役目になると思うのだけれど。とらいで普通の中学生になったヒカリちゃんにはそんな力はないのか。
平田さんがナレーションてことはこれも高石先生の作品のはずなのだが、高石先生は何を思ってこの作品を書いたのだろうか。
それともタケルがリーディングシュタイナーで、時間や世界線を超えて全てを経験してきたのか。
「デジタルワールドの冒険」の語られなかった世界なのか。

カップリングのはなし
とりあえず、自カプは絶対に公式で恋愛沙汰あれこれされることがないので、その点は安心して見れます。
露骨なカップリング表現はいらなかったように思いますが。
わざわざ太空ヤマぶっこんでくるの、話の大筋にかかわってないなら蛇足でしかないし、それが話の大筋なのだとしたはそれは果たしてデジモンアドベンチャーと言えるのか。
タケル氏、「ヒカリちゃん、ヤキモチ?」とかお前、それを自分で言うのか。
ヤキモチ焼かせようとしておんなのこといちゃいちゃしてんの?
でもヒカリちゃん脈ゼロだよ!ああかわいい。
タケヒカは公式的には恋愛関係じゃないからね。まあ仲の良いお友達なのでしょう。ナチュラルに一緒に帰ってるしね。
でも公式で恋愛関係否定してるのにそれ以上をやるのはちょっとさすがにいただけないので、もう大丈夫です。
こちらの脳内ではタケヒカ結婚世界線もありますから。ふたりのこどもの名前も決まってますから。
日常パートの恋愛蛇足部分全部削ってもっと太一さんの葛藤とか、モンとの再会全員分とかいれましょうよ。
というか、カップリングなんてキャラが魅力的なら後からついてくるもので、わざわざ二次創作勢にそんな「過剰なサービス」していただかなくて結構です。
普通にオリジナルを踏襲したデジモンアドベンチャーを作ってください。
公式が二次創作からネタを拾ってくるのは天下の東映さんがやることではないよ。

特典について
正直、上映館も限定されていてシアターのキャパもタイスケもわかるなら土日持つぶんくらいは用意しろよとは思います。 
ただ、こども向けアニメの入場者プレゼントと大人向けアニメの入場者特典は違うので、入場者特典が初日の昼になくなるのは、まあ普通のことなのです。かなしいけどこれ戦争なのよね。
そしてこれは公式の問題というよりは劇場側の問題なのです。
在庫をどれだけ置いておけるかは劇場の規模やらバックヤード事情やら、色々なものがからんできますし、さらに今回は人気アニメの劇場版と封切りがかぶっていたので余計大変だったと思います。 
憤りもごもっともだと思いますが物理的に不可能だったんですね。
第2章以降、上映館が増えたり、とらいへの期待値がもっと高まってくれば、あるいは。ちゃんと金になると判断されればきっともっと特典も用意される、はず…!特典再入荷もある、はず…!
ただ、公式さまは基本的におかねもうけがへたくそだからどうかなあ。というか刷れば刷るほど赤字なのかもね。
それでも物販は「アニメの劇場版」と考えればかなり良心的な方です。
某人気アニメ劇場版の初日、始発で物販に並んだら、最速上映には間に合いませんとアナウンスされました。最速のチケットを取っていたので映画を観て、出てきたら物販は売り切れていました。そういう世界です。
今回バルト9では朝6:30物販開始だったので6:30に現地に行って、1時間程度並んだらBlu-rayその他物販ほぼ買えましたし、17時くらいまで残っていました。
もちろん転売が多くて憤っている人もたくさんいました。
対策は、並ぶしかないのです。
とらいに関しては初日のチケットを持っていないと初日にBlu-rayは買えないですが、チケットの枚数分円盤を買えるので、代行を頼んだりとか。
というか、私は初日のチケット7枚持ってたのにBlu-ray1枚しか買わなかったので、もはや阿鼻叫喚タイムラインの誰かの代行すれば良かったかなと。
欲しい人すべてにBlu-rayが手に入る幸せな世界になりますように。

 
たぶん私は、あまり正統続編という気持ちでみていないかったのだと思います。
だから結構楽しんで観ていたかと。
二次創作的にも自カプは無事だったので、今まで通り自由にやります。
色々言いたいことはあるけど、とりあえずは次章を待てという感じでしょうか。
まあまだ6分の1ですからね。エンジェモンに進化もしてないし、カミナ兄貴も死んでないし、マミさんはマミられたかなくらいです。
きっとこれから伏線も回収して、あっと驚くような展開で我々を魅了してくれるに違いないですね!!!
でも八神ヒカリさん(14)に彼氏がいたら許さんぞ。八神ヒカリさんがもんじゃ女子会で彼氏どんなひと?とかきかれてお兄ちゃんみたいなひと♡とかいう発言があったら、それは私の死に場所です。

これは本当に余談ですが、今期のプリキュアがすごくいいんですよ。
シナリオも作画もシリーズ最高傑作と言われています。
前作が10周年記念だったわりには全く振るわず、今年に賭けていたのでしょう。
そのおかげでプリンセスプリキュアが毎週神回神作画です。
人員も金もかけているのでしょう。
その余波を受けていたりもするのでしょうかね。

段ボールやら模造紙やらを抱えて右へ左へ廊下を駆け抜ける生徒たち。
あれが足りないとかこれはどこだとか終わらないとかおなかすいたとかいたるところで言葉が飛び交い、学校全体がふわふわしている。
かくいう私の格好も負けず劣らず浮かれているのだ。
「八神さん学校演劇だっけ?素敵ねその衣装!」
本部設営に駆り出されている女子バレーボール部の部長はさわやかにポニーテールを揺らして通り過ぎた。
ちょっとここで待っててねと言われておとなしく廊下に立っているのだが、いかんせんこの格好は目立つ。
見知らぬ先輩後輩からも、主役頑張って、見に行きます、模擬店やってるから来てね、なんて声をかけられる。
蛍光黄緑の実行委員はっぴをひるがえし満面の笑みをたたえたクラスの女子は、
「最高!」
すれ違いざま親指を立てて駆け抜けていった。
「きゃー!!!」
突如数学準備室からきこえてきた歓声は4階の廊下中に轟き、校舎全体に駆け巡る。
がらんと勢いよく扉が開き、体中に熱気をまとった少女が数人、ぶんぶんと手招きをした。
「八神さん、入って!」
「八神先輩はやくー!」
引きずられるように教室に連れ込まれると、そこにおわすはまこと麗しいプリンセス。
さらさらと美しい金髪はまっすぐ腰まで伸び、透き通るような白磁の肌によく映える。
薄く紅がひかれた唇がたたえる笑みは至上の歓びだ。
サファイアを埋め込んだ瞳に閉じ込められてしまいそう。
深緑のパフスリーブドレスはウエストのあたりでぎゅっと絞られて、そのからだの華奢さを際立たせる。
バックはボルドーのリボンで編み上げて、肩甲骨のあたりで飾り結びされている。
花びらのごとく重なったボリュームのあるスカートが地面すれすれまで広がり、クリスタルガラスで刺繍されたレースがきらきらと揺れていた。
「タケル君、完璧ね」
金髪碧眼の乙女は、その美貌から想像するにはいささか低めの甘いテノールで歌う。
「ありがとう」
これが17歳の少年だなんて信じられないわ。
「ヒカリちゃんだってかっこいいじゃない」
可憐なプリンセスは茜に染まった存在感のある唇の端を無邪気に上げて私の手を取る。
「似合ってるよ、王子様」
キャスト決めのとき、タケル君は王子様、私はお姫様になんとなくおさまりかけていた。
凪いだ空気に響いたのは澄んだテノール。
僕がお姫様でヒカリちゃんが王子様の方が、おもしろいんじゃないかな。
教室が熱狂に包まれたのは言うまでもない。
かくして、プリンセスとプリンスの衣装をまとった主役二人が数学準備室にて再開を果たしたのであった。
学校演劇衣装班の面々は己が仕事の出来栄えに満足そうだ。
「八神さんのメイク私がやったのよ」
「凛々しくていいかんじですよねー!」
「このウイッグ、値段の割に出来がいいわ」
「高石先輩背中めっちゃきれい!」
「そんじょそこらの女子高生には敵わないわね」
「私学校演劇にしてよかったー」
「さすが美男美女カップル!」
「目の保養ですね…」
「ふたりともキレー!かわいい!かっこいい!」
女子に囲まれてほめちぎられて、なんだか面映ゆい。
タケル君は照れた素振りもなくて、こういうときに経験の差が出るのねと感心してしまう。
「ほら、写真撮るわよ、王子様、お姫様」
「明日は忙しくて撮る暇ないだろうから、今日いっぱい撮っときましょ」
モスグリーンのビロードのドレスは私のチョコレートブラウンのジャケットによく映える。
10cmヒールの皮ブーツを履いても、まだちょっとだけタケル君のほうが背が高い。
「ずいぶん大きいお姫様ね」
「身長はどうしようもなかったなあ」
口元をおさえてふふふと笑う。どこからどうみても素敵なプリンセス。
「きれいだからいいのよ!」
「そうです、作り甲斐がありました!」
手芸部有志たちが力強い声を上げる。
部活でのファッションショーもあるというのに、有志参加の学校演劇でまで衣装を作ってくれた今回の功労者だ。
有志の数は増えに増え、大輔君らサッカー部の面々が書き割りを作ってくれ、京さんのパソコン部は学校演劇特設サイトを作ってくれ、運動部のみならず自分たちの発表や展示のある文化部の面々までもがかなり協力してくれた。
これもひとえに、プリンセスタケルの人望と美貌のなせるわざ。
「僕たちはそろそろ講堂に行こうか」
「そうね、リハーサルはじまっちゃう」
今日はリハーサルとゲネプロ、そして明日の午後には幕が開く。
「ちゃんとエスコートしてね、王子様」
お姫様の手を取って、指先に口づけのまねをした。
「参りましょう、お姫様」
腕を組み、黄色い声を背中に浴びながら熱気のこもった数学準備室を出た。
あけ放たれた廊下の窓から入ってくる風は秋のにおいがする。
「なんでタケル君、自分でお姫様やるなんて言ったの?」
タケル君はすれ違う男子ににこにこ手を振っている。
「ヒカリちゃんはお姫様やりたかった?」
「ううん、女の子が王子様やれる機会なんてないし、かっこいいって言われるのはちょっとうれしい」
「ならよかった」
普段は見上げる碧い瞳が目の前にあるのは懐かしくて、そのサファイアに自分を映す。
「でもタケル君は、かわいいなんてキャーキャー言われるの好きじゃないんじゃないかなって」
「それはまあそうなんだけど、お祭りだし楽しくやりたいしね」
私の肘に添えられているタケルくんの指に、ぎゅっと力が入る。
歓声に湧くギャラリー。
だれかがぴゅうと口笛を吹いた。
「ヒカリちゃんは僕だけのお姫様だから」
頬につけられてしまった赤のルージュは、金髪碧眼の美少女よりも明日の話題をさらっていった。

#タケヒカ版深夜の真剣お絵かき文字書き60分一本勝負
2015/11/13「学園祭」

ちょっと飲み物を取りに行ってる間に、私のおやつが姿を消した。
「お兄ちゃん、ヒカリのポッキー食べたでしょ」
ぎょっとした顔でこっちを見たお兄ちゃんの手には、最後の一本。
「いや、なかなか帰ってこないから、つい手が勝手に」
チョコレートのお菓子にはミルクティがいいんだもん。
牛乳を沸かしてたからちょっと時間かかったけど、それでも10分くらいのはずなのに、なんで一箱ぜんぶ食べちゃうのよ。
しかも大人のミルクだよ。ちょっとお高いやつなのよ。
「お兄ちゃんの、ばか」
「まあまあ、最後の一本やるから、そんな怒るなよ」
へらへら笑いながら、チョコレートの先端を差し出してくる。
まったくもう、食べ物の恨みは恐ろしいんだからね。
お兄ちゃんの手を両手で握って、チョコレートのかかったプレッツェルを口に含む。
ココア色の瞳が斜め後ろを確認している。
お父さんもお母さんも、部屋に戻ったわ。
お兄ちゃんは観念したようにひとつ息をついて、私の頬に手をかける。
チョコのついてない方を口にふくんだお兄ちゃんは、そのままサクサクっと食べ進めて、私のくちびるをかすめていった。
一瞬で、あまりにさりげなくて、呆けた私の口からプレッツェルのかけらがこぼれる。
「リビングでは、これ以上だめだぞ」
やわらかくにぎられたままの手が、お兄ちゃんの部屋にひっぱられていく。

せっかくつくったミルクティは飲まないまま冷めてしまった。

#八神兄妹版深夜の真剣お絵描き文字書き60分一本勝負
2015/11/13「ポッキー&プリッツの日」

ハロウィン小話を更新しました。
まさかこういうイベントものを書くとは。
トリックオアトリートってえっちな言葉にしかきこえない病気です。
お菓子くれないといたずらしちゃうぞ?
お菓子あげるからいたずらさせて?
お菓子くれないといたずらしないよ?
お菓子くれるならいたずらしてあげる?
えっちなイベントだな。

「お兄ちゃん、なにかあまいもの、ちょうだい」
学校から帰ってきた俺の後ろをぱたぱたおっかけて、ヒカリは部屋に入ってくる。
「お菓子くれないとなんとかってやつか」
今や大体どんな店もかぼちゃやらなんやらの飾りつけをしている。
ここ数年でよくもまあこんなに浸透したもんだ。
「ねえ、なにかあまいもの、ちょうだい?」
ジャケットとシャツをぽいぽい脱いでその辺に放る。肌寒くなってはきたが、自転車をこいでいればまだ汗ばむくらいだ。
やっぱりTシャツがいちばん動きやすい。
「お菓子なんて持ってねえよ」
「べつにお菓子がほしいなんて言ってないじゃない」
「なんだよそりゃ」
ベッドに腰かけて、俺の枕を両腕でぎゅっと抱いて、ルビーの瞳を光らせる、俺の小悪魔。
「なにかあまいもの、ちょうだい?」
薄いくちびるで妖艶に笑う少女のまなざしは、いつだって俺を逃がしちゃくれない。
俺が腰かけると、ベッドのスプリングがきゅっと鳴った。
俺たちの間には沈黙だけが佇んでいる。
音をたてずにくちびるに触れ、離し、食み、味わう。
しっとりと熟れていく頬の熱を冷まさないように両手で覆った。
ヒカリの手が俺の背中をぎゅっと掴む。
「これでいいか?あまいもの」
上唇をなぞりながら吐き出した声を感じて、ヒカリはぴくんとつまさきを伸ばした。
「全然足りないわ」
ぎゅうっとくちびるを押し付けながら言葉を吐息に混ぜる。
「足りないから、いたずらしちゃう」
吐息と衣擦れが沈黙に落ちてくる。
ふとんをかぶって、音も光も遮断して、ふたりだけしか感じられない甘いいたずらの時間だ。

なんとなく、一緒に帰る。
わりと頻繁に、遊びに出かける。
しょっちゅう、家に来る。
だけど、それだけだ。
中学2年生の男女がふたりでなかよくしているなんて、周囲にとってはただならないことみたいだけれど、僕たちにとってはこれが当たり前だ。
そう、当たり前だし、ただそれだけ。
親友だとか幼なじみだとかいいおともだちとか、そんな言い訳にはうんざりだ。
僕は君の、わるいおともだちになりたい。

7月にはいり、じんわりと汗ばむような陽射しが君の額にまぶしい。
暑さに耐えきれず、最近は学校帰りによくコンビニでアイスを買って公園に寄る。
ベンチで座ってひとくちちょうだいなんてアイスをかじりあうふたりはどこからどうみても恋人同士に見えるはずなのに。
僕の気持ちだけが夏においてけぼりをくらっている。
少し動けば膝が触れるくらいの距離。
だけどどうして、僕は君のこころを動かせない。
太陽が雲に覆われた瞬間、君のルビーの瞳をじっと見つめる。
「ヒカリちゃん」
テノールを頭に響かせるように名前を呼ぶ。
萌葱色の制服に映える白襟に手を伸ばし、やわらかくまるい肩に手をかけた。
瞳はルビーをとらえたまま。
僕がひとつ息を吐くと、彼女のさくらんぼのようなくちびるが動いた。
「タケルくん」
甘やかな響きに脳天から刺激される。
このままあと数センチ近づいてしまえばいい。
さあ、僕も男だ。
「チョコレート、ついてるよ」
「え?」
ふふふと彼女は体をよじって笑う。
口の端を手で拭うと、さっき食べたチョコレートアイスが指にくっついてぺたぺたした。
「あげる」
準備よくウエットティッシュを手渡してくれる君は、まだくつくつと笑っている。
ほら、やっぱりこうなんだ。
がんばっていいムードをつくろうとしたって、いつもなんだか話をそらされてしまう。
君が注意深く核心を避けてるんじゃないかとさえ思うよ。
君はいつだって、僕をいいおともだち以上にしてくれない。
「タケルくんて以外と抜けてるのよね」
いたずらな仔猫みたいな笑顔。
いつか僕だけのものにしたいんだ。
「ねえ、今日は僕のうちに寄ってかない?」
「もちろん。社会の宿題、いっしょにやりたいの」
ふたり並んで歩き出す。
きらめく陽射しが君の首筋にはねかえってまぶしい。
仲の良いおともだちのふたり。
今日君が僕の家から帰るときは、おともだちでなくなればいいのにな。
隠れていた太陽はいつの間にか雲を突き破って僕たちを照らす。
夏が、やってくる。

#タケヒカ版深夜の真剣お絵かき文字書き60分一本勝負
2015/9/25「14歳」

おにいちゃんはね、ヒカリのことずっと守ってくれた。
だいじにだいじにね、春の海にそよぐ潮風みたいに、ヒカリのことぎゅっとしてくれた。
ヒカリはずうっとそのあったかい手に甘えていたいの。
だいすきなおにいちゃん。
ヒカリはいつもおにいちゃんのあとにくっついて、つまづいて、助けてもらうの。
だけどね、ヒカリはわかってる。
おにいちゃんは、ヒカリのこと、心配してるんだよね。
ヒカリが死んじゃうかもしれなくて、こわかったんだよね。
こわかったから、やさしいんだよね。
ヒカリはね、ちゃんとわかってるんだよ。
おにいちゃんが、すっごくすっごく気にしてること。
だからヒカリにやさしいんだってこと。
だけどヒカリはずるいこだから、おにいちゃんにやさしくされるのが、くすぐったくて、うれしくて、おむねのところに咲きはじめてる花のつぼみがやらかくなってるみたいになるから、わざと心配してもらってたの。
おにいちゃんがヒカリをだいじにだいじにしてくれるのがうれしかった。
ピーマンこっそり食べてくれたり、学校のもちものがたくさんあるとき持ってくれたり、早く走れないでおいてけぼりなとき、手をつないで一緒に歩いてくれたり。
ヒカリね、このままでいいやって思ったの。
おにいちゃんにだいじにしてもらえるなら、このままたくさん守ってもらえるなら、やわらかい夢のなかにいられるのなら、このままおにいちゃんに心配されたいなって。
ヒカリは、ずるいこなんだよ。

ヒカリがわるいこだから。
ヒカリがずるいこだから。
かみさまが見てたの。

おにいちゃんは空にとけていった。
ヒカリ、ぎゅってしたのに。
いかないでって、おにいちゃんの背中にぎゅってしたのに。
おにいちゃんはヒカリをおいてどこかにいったりしないって思ってたのに。
どんどん引っ張られていくおにいちゃんのからだをつなぎとめようとして、手を何回もにぎりかえしたの。
おにいちゃんの手はあったかかった。
すこしずつはなれていく手を、わざとふりほどくことは絶対しなかった。
おにいちゃんの手がヒカリのいちばんのびてるつまさきだちでも届かなくなって、おにいちゃんはいってしまった。
ゆっくり空にのぼっていくおにいちゃんは、絵本でみる天使さまみたいだったの。
ヒカリ、泣かなかったよ。
だからおにいちゃん、ヒカリはえらいなって、あたま、くしゃくしゃってして。

ヒカリがわるいこだから。
ヒカリがずるいこだから。
かみさまが見てたの。
ねえかみさま、ヒカリ、いいこになるから。
おにいちゃんをかえして。

#八神兄妹版深夜の真剣お絵描き文字書き60分一本勝負
2015/9/25「21話」

風呂からあがって部屋に入ると、ヒカリがわがもの顔で俺のベッドを占領していた。
Tシャツにショートパンツといったいでだちで、寝転がって本を読んでいる。
俺がベッドの端に腰掛けると、ころんころんと転がってきた。仰向けの状態で俺の太ももに頭を乗せる。
ちゃらんとシルバーのフレームが鳴った。
「眼鏡ずれてるぞ」
「いいのよ、度は入ってないし」
「え、入ってないのか」
2週間ほど前からヒカリは眼鏡をかけはじめた。
繊細な細身の銀縁は、ただでさえ白いヒカリの肌に雪原の如く映える。
たしかにレンズ越しに見える輪郭はまっすぐだ。
いわゆるおしゃれめがねというやつなんだろうか。
さすが中2の女子。ファッションに興味津々だ。
「家でまでそういうのつけてるのか」
こういうこと言うと人に見せるためじゃなくて自分のためにおしゃれしてるんだからーなんて言われそうだ
「おにいちゃんがこういうのすきかなって」
え?
俺、特別眼鏡がすきってわけでもないんだが。
まあたしかに、ヒカリが付けてると、いつもと雰囲気がちがってかわいいとは思うけれども。
「こないだ眼鏡のきれいなおんなのひとと歩いてたでしょ」
こないだ?眼鏡?なんの話だ?
「すらっとしてて、髪は栗色のセミロングで、身長もけっこうあって、美人、てかんじのひとだったよ」
責めるような色のルビーに、わけもわからず背に汗が流れ落ちる。
「お兄ちゃんの高校の制服着てた」
ああ、わかったぞ。
確かに帰り道にクラスの女子に話し掛けられたような。
サッカー部の奴の彼女で、今度そいつの誕生日なんだけどなんか欲しいものあるとか言ってなかったかって聞かれたような。
確かその子がセミロングで眼鏡だったような。
「たまたま一緒になっただけで、なんもないぞ」
「そうなんだ」
笑みのかたちのくちもとから漏れるため息は安堵の音。
「それで眼鏡にしたのか」
ヒカリは瞳をそらしながらも頷く。
かわいいやつめ。
ヒカリ以外の女なんかみえてないってのに。
「俺は眼鏡きらいじゃないけど、邪魔じゃないのか」
「邪魔ではないよ」
「ふうん」
一瞬の隙をついてくちづけをした。
かしゃんと眼鏡がゆれる。
今度は深く、顔の凹凸をぴったりくっつけるように。
角度を変えるたびに鼻先が、フレームや鼻あてに接触する。
くちびるが離れると、ヒカリはおおきく息を吐いた
「眼鏡、ないほうがいい?」
濡れた瞳が少しずれたレンズ越しにみつめてくる。
細い指でもどかしく脱がされたメガネは無造作にベッドサイドに置かれた。
ヒカリの濡れたくちびるが飛びついてくるのと同時に、俺達はベッドに倒れ込んだ。

ああやっぱり、眼鏡がないほうがキスがしやすい。

#八神兄妹版深夜の真剣お絵描き文字書き60分一本勝負
2015/9/11「眼鏡」

字書きバトンを回していただきました!
なんかものすごく長くなってしまったので、暇で暇で仕方ないときにでも読んでください。

【お名前は?】
小金井サクラと申します。

【ジャンルとカップリングは?】
メインジャンルはデジモンアドベンチャー、02
カップリングは太ヒカ、タケヒカ、大京、太空、賢ヒカなど。
あとは太空ヤマとか太ヒカタケとか矢印いっぱい交錯する感じのものを好みます。

【字書き歴何年ですか?】
はじめて二次創作をしたのが15年前なので、創作ならもっと前ですかね。

【好きな作家、好きな本を教えて下さい】
森絵都 アーモンド入りチョコレートのワルツ
川上弘美 ニシノユキヒコの恋と冒険
山本文緒 あなたには帰る家がある
森見登美彦 夜は短し歩けよ乙女

ティーンズ文庫やコバルト文庫を読み漁っていました。
ここには上げきれない!

シェイクスピアは専門だったのでとてもすきです。
じゃじゃ馬ならしとか恋の骨折り損とか。

今ふと思い出したけど、ふーことユーレイシリーズが好きだった。

【小説の書き方を教えてください。(プロットを組む、書きたいシーンから書く…)】
最後のフレーズがぼーんと出てくる。
次にはじめのフレーズを書く。
おおまかな流れや使いたい言葉をつらつら書いていく。プロット的なもの。
細かく描写して肉付けする。このとき、読んだときの音に違和感がないか確かめる。
変な言葉の使い方や表現の重複がないように推敲する。
恥じらいを捨てる。
完成!

長編だともっとプロットがっつり決めます。

【ネタはいつどんな形で降ってきますか?(映像・文字・音声…)】
仕事中、テレビ見てるとき、街を歩いてるとき、音楽を聴いてるとき、風呂、寝る前、などなど。
映像のときもあるし文字というかことばのときもあります。
映像はPVっぽいものが多い気がします。これぞイメージビデオ。
ことばはセリフだったりフレーズだったり様々ですが、だいたいすごく韻文ぽいものが多い。

【書くのに詰まったらどうやって解消してますか?】
書くのに詰まった状態というのはアウトプット疲れしている状態なので、とにかくインプットする。
本読んだり音楽聴いたりテレビ見たり。
頭を潤わせればもちょっとくらい絞れるようになります。

【お気に入りのBGMは?】
書いてるときはとにかく音楽でもテレビでも流しているので、特にこれってのもないのですが、最近では久保みねヒャダ録画したやつを流しています。
20分しかないのがネックですが、お三方の声がうるさすぎず耳にしっくりきてすきです。
アニメとかラジオとかも流してます。
あとはあいちゅんから適当に、邦楽ロック、アニソン、渋谷系、アイドルなど気分にあわせて。
ニコニコで作業用BGMかゲーム実況かけたりもします。
今これ書きながらニコニコの電波ソング作業用BGMを聴いてます。

【一番気に入っている作品を教えてください&裏話的なものがあればどうぞ!】
一番って決めるのむずかしい…!
デジコレで出した太ヒカ本に載せた
「眠れない嵐の夜を過ごすのは あなたのベッド 耳をふさいで」は結構思い入れがあります。
読んだ人が数人しかいないのにこれを語るのかよって感じですけど、この作品のベースとなっているのは落語の「まんじゅうこわい」です。
まんじゅうこわい、ここらで一杯熱いお茶がこわい。
嵐がこわい、おにいちゃんがこわい。つまりそういうことです。
あまり具体的に言ってしまうと野暮な気もしますが、この話の「こわい」は全部「好き」「待ってる」「欲しい」に言い換えて差支えないです。
下でちょっと触れてますが、一人称の嘘を多用してます。

サイトに上がってるものならタケヒカの「一生をかけて守ろう 愛という呪いをかけた君の人生」ですかね。
ヒカリちゃんは天使で女神で聖母です。
タイトルがきれいにラストシーンにつながってるのとかも気に入ってます。
このために、お台場周辺の産婦人科を調べまくりました。豊洲まで行かないとなかったです。
結局語感を優先してお台場総合病院に行ってもらいました。

【自分なりのこだわりは?】
とにかく修辞技法大好き人間なので、すぐ修飾します。
レトリックに頼って生きている。
動詞とか形容詞とか、プロットのときはそのままだばだば書くけど、文章にするときにはすんごいこねくりまわします。
いろいろこねくりまわしてなんなら図鑑とかぱらぱらしてしっくりくる表現を見つけます。

修辞法の話と関連しますが、情景が感情とリンクするように描写していることが多い気がします。
こだわりというか癖みたいなもんですけど。
わかりやすいのは天気ですかね。
晴天曇天雨天はそのまま感情にのせやすいですし、晴天なのに気分は~みたいな対比にもよく使われます。
一人称で語る情景は「その人が感じたこと」だから三人称で客観的に語る情景とは異なるものだと考えています。
たとえば、八神ワンドロ作品「欲望と言う名の愛は愛と言う皮を被ったエゴだとしても」では
「さっきよりも少し高い波が背中に当たり、体制を崩した俺はそのまま水中に倒れこむ。
暗く冷たい海の中で、俺たちは愛し合う。」
とあるのですが、これは海の中に倒れこんで抱き合っている情景に、自分たちの関係を重ねている心理描写です。
「高い波~」の一文自体が道ならぬ恋に落ちたことへの比喩で、だから「愛し合う」のに「暗く冷たい」なんて表現になってしまうわけです。
もうすこし未来のある関係だと思っているならば「ひんやりと心地よい」とかにするかな。
そのほかにも一人称遊びはすごく好きで、一人称は勘違いしたり嘘をついたり、あえて語らないことができるとか。
そういうこと考えて書くのが楽しくてついつい一人称にしてしまいます。

あとは、えっちな表現をするときは挿入シーンを書かない。
かつ、いかにお耽美な雰囲気を出せるか。
えっちなシーンこそエモいメタファーで書きたいですね。

そして一番だいじなことは、とにかくヒカリちゃんをかわいく!

【書きやすいキャラ、書きにくいキャラは?】
タケルくんはとても書きやすいです。
さすが物書きというかさすがフランスの血というか、どんなレトリックにも耐えられるキザさがあるのでありがたい。すぐに僕の◯◯とか言わせてしまいますね。おフランス。
書きにくいというか、私の心根が腐っているので、ミミちゃんを書くときは純真が自分の引き出しになさすぎて、こんなのミミちゃんじゃない…ミミちゃんはもっと天真爛漫なんだ…と思いながら書いています。

【好きなモチーフは?】
中世イギリス文学で用いられていたスラングとか喩えはよく使います。イギリス文学専攻で本当によかった。
色と物の言い換えも好き。
花とか星とか宝石とか、そのものに意味があるものはとても便利に意味をもたせまくって使えるので大変有用なモチーフです。

【タイトルはいつ決めますか? また、タイトルへのこだわりは】
タイトルは全て短歌にしています。
全部書いたあと、サマリー的に31文字にまとめる感覚で。
もともと短歌詠みで、短歌で二次創作してたんですけど、補足というか解説のような気持ちでSS書きはじめて今のスタイルになりました。
タイトルへのこだわりはかなりこじらせてると思います。
いうなればメインですからね。
ワンドロでタイトル短歌がなかなかできなくて終了から30分過ぎるとかよくあります。

【普通のシーンとエロシーン、書くの好きなのはどちらですか?】
エロシーンというほどえろいの書かないけど、えっちなシーンをいかに美しい言葉で飾り立ててリリカルにするかというギリギリ感が好きです。
直接表現を避けて、ある種ファンタジー的なエロスを追究したい。
突然話が飛んだぞ!とか、いきなりポエミイになったぞ!と思ったらそれはえっちなシーン。

【エロシーンでついつい使ってしまう単語は?】
くちづけ、かしら。
キスではなくくちづけ。
えっちなやつじゃなくても使ってるけど。
単語ではないが、すぐくちびる以外のところにキスさせてしまいますね。
首筋とか足の裏とかふとももとか。
あとは、愛してるって言わせたい。
今この瞬間、私はあなたのことを愛したい、みたいな意思表示としての愛してる。
本当に好きな人は別にいるときほど効果的。

【賢者タイムにまずすることは?】
のかちゃんに習って賢者タイム=書き終わった後とするならば。
あおりを考えます。
サイトやしぶの説明文的なやつですね。
だいたいは本文のなかからいいかんじのところをひっぱってきます。
そこだけでポエムが成立しそうな文章を抜きだしてキャプションにいれておくことで、そういう文体なんだなってわかるだろうから、好きな人は読んでみるだろうし苦手な人は回避できるだろうと思っているのですが、実際のところどうなんですかね。
わんどろあげるときにはついったにタイトルとあおりもいれるから、うわー!ぽえむおばさんがきたぞー!ってキモがられる覚悟であげてます。

【他人から言われた評価で印象に残っているものがあれば。】
「タケヒカはセックスしません」
つらい。つらすぎてもげるかと思った。
でもこれのおかげで、おたくのタケヒカはしないけど、うちのタケヒカはセックスする!それでいいじゃない!と思えるようになったので見知らぬ方ありがとうございました。

具体的にほめてもらえるのはうれしいことですね。
たとえお世辞だったとしても、ちゃんと読んでくれてるんだなあと。

【絵描きさんに表紙をお願い出来るならどなたにお願いしたい?】
のあさんには、是非、お願いしたい…なんて図々しい…でも色っぽいヒカリちゃん大好物です…

私はちーちゃんの絵すごく好きなんだけど、光ミミあんまり書かないんだよね。
光ミミ書いたらちーちゃんに表紙描いてもらえるだろうか。

そして、名前を出していいのかすらわからないけれど、ひなたさとさん。
リアルタイムの頃に日参してたサイトさんで、今はもうサイトはやっていないけれど本当に好きだったのです。
はじめて同人誌を買ったのはここでした。
ここのヒカリちゃんはかわいい。
フロッピーディスクにいくつか画像が保存してあったので、こないだ掘り出してきたらやっぱりかわいい。
ていうかついったーで無断転載されてたの見たんだけど、どこから見つけたの?
サルベージできるなら見たいんですけど?

表紙とか挿絵とか、好きな絵師さんに描いていただけるなんて天にものぼる気持ちですからね…
文字書きを昇天させたい絵師さんは軽率に描いちゃえばいいと思いますよ…

★pass the baton to the next(もしくはただのファンコール)
・カッコいい→
・可愛い→ 馬場ちゃん
・巧い→ 麻田
・萌え→ 乃香ちゃん 
・色気→ 広瀬ナナさん
・綺麗→ ナツさん
・個性派→華さん
・流暢→ ひいらぎさん

文字書き知り合い少ない上に乃香ちゃんとかぶりまくっている。
ただのファンコールですが、回答していただけたらとってもうれしいです。

乃香ちゃんバトン回してくれてありがとうございました!
流暢、に書けてるかは自分では疑問だけれど!
回答するために自分の過去作読み返したり分析し直したりしたんですけど、大学で文学批評学んだ甲斐がありましたわ。
あと、本当に至る所に隠喩しまくってて、あーこれこういう意味で書いたっけなあとか思い出しました。
そのうちあとがき的な解説的ななにかをこっそりにっきにあげるので知りたい方はたまにのぞいてみてください。

長々と読んでいただきありがとうございました!

回答テンプレ

【お名前は?】
【ジャンルとカップリングは?】
【字書き歴何年ですか?】
【好きな作家、好きな本を教えて下さい】
【小説の書き方を教えてください。(プロットを組む、書きたいシーンから書く…)】
【ネタはいつどんな形で降ってきますか?(映像・文字・音声…)】
【書くのに詰まったらどうやって解消してますか?】
【お気に入りのBGMは?】
【一番気に入っている作品を教えてください&裏話的なものがあればどうぞ!】
【自分なりのこだわりは?】
【書きやすいキャラ、書きにくいキャラは?】
【好きなモチーフは?】
【タイトルはいつ決めますか? また、タイトルへのこだわりは】
【普通のシーンとエロシーン、書くの好きなのはどちらですか?】
【エロシーンでついつい使ってしまう単語は?】
【賢者タイムにまずすることは?】
【他人から言われた評価で印象に残っているものがあれば。】
【絵描きさんに表紙をお願い出来るならどなたにお願いしたい?】
★pass the baton to the next(もしくはただのファンコール)
・カッコいい→
・可愛い→
・巧い→
・萌え→
・色気→
・綺麗→
・個性派→
・流暢→

サイトをマイナーチェンジしました。
ワンライ置場つくったりとか。
便宜上ワンドロ、って呼んでるけど、まあやってることはワンライだからワンライとしておく。
あと文字化けするって噂をきいたので、いろいろためしてみましたが、私のPCとスマホでは表示されているので、やっぱり文字化けしてるよ!ってことがあったら教えてください。
NEWになってる光ミミは、書いたのは結構前なんですけどサイトに上げてなかったのであげておきます。